練習艦隊入港歓迎行事

            第29回少年海洋学校開催

 横須賀水交会主催の少年海洋学校が、8月9日(木)から11日(土)までの2泊3日、横須賀教育隊で実施された。

 少年海洋学校は、体験入隊の機会を利用し、海に親しみ、学ぶことにより、海洋立国日本の次世代を担う青少年に海事に対する関心を持ってもらうとともに、海上自衛隊の一端を見てもらうことを趣旨としている。

 今回は、小学4年生から中学2年生までの男子27名、女子7名の計34名が参加した。

 地方協力本部が募集した21名とともに、基本教練、水泳訓練、短艇訓練、手旗訓練、結索訓練等に元気に取り組んでいた。

 訓練内容は、興味を持続させるよう担当教官が工夫をしており、暑い中の訓練にもかかわらず、最後までやり遂げていた。



 特に、短艇訓練は、波の静かな午前中に予定を変更して実施されたこともあり、大きなオールを懸命に漕いで防波堤の外まで出る事ができた。

 自信が持てたらしく、次回は沖まで漕ぎたいと述べていた生徒も多数いた。


 慣れるにつれ次第に団結心がめばえ、修講式前の後片付けでは、上級生は下級生に指示を出し、下級生は上級生を頼りにして指示を仰ぐようになり、団体生活を体験した成果が感じられた。


 少年海洋学校を成功裏に終えることができたのも担当教官の努力のおかげであり、関係各位に感謝したい。