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横須賀防衛諸団体合同夏期防衛講座が8月24日(金)午後、講師に防衛研究所武貞秀士統括研究官をお迎えし、記念艦「三笠」大講堂で開催された。
本講座は、毎年、横須賀防衛関係11団体が共同で開催しているものであるが、今年は横須賀水交会が主幹事として、総務・企画担当の理事を中心に、計画、準備、運営の任にあたった。
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当日は今年の夏を象徴するような猛暑であったが、朝鮮半島問題への関心の高さ、また、この分野のスペシャリストである講師の知名度の高さなどから、現役自衛官及び国・県・市会議員など来賓、防衛諸団体の会員、一般市民等合計約300名が参加、会場は満席の盛況であった。
定刻の15時半から、土井理事の司会により、小山満之助防衛協会会長の挨拶、佃横須賀水交会会長による講師の紹介に引き続き、武貞講師により「朝鮮半島情勢の見方」と題して、2時間に及ぶ講演が行われた。
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講演は講師が1990年代から10回以上行った中朝国境視察などで調べた、北朝鮮の状況等を豊富な写真により判りやすく説明した後、朝鮮半島情勢の見方を6点にまとめて、それぞれのキーワードについて詳細な説明があった。
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本講演前日まで、韓国において米韓の軍人等と議論してきたばかりであり、最新情報に基づく内容であった。
「北朝鮮の豊富な地下資源と中国への輸出」「近代化した韓国と前近代的な北朝鮮」「北朝鮮の核開発へのこだわり」「米国の対北政策の変化」「韓国から北への莫大な援助」などなど、朝鮮半島問題解決の難しさを改めて思い知らされた。 |
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拉致問題、核問題、6カ国協議、韓国大統領選挙の行方など、日本への関わりが大きいだけに、参加者は熱心にメモを取っていた。
また、質疑応答も時間一杯使い、本問題に対する関心の高さを示した。
講演終了後は上甲板に移動し、自衛艦隊司令官、横須賀地方総監はじめ各級指揮官、先任伍長も加わり、納涼懇親会を開催した。
会員相互また現役自衛官との懇談は弾み、時間の経過を忘れるほどの盛会であった。 |
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