当日は予報によると「雪」ということだったので、当初は計画通り参拝できるか危ぶまれたのですが、参加者の心がけの良さからか、やや寒かったとはいえ天候に恵まれ、計画通りに実施することができました。

　参拝に先立ち、水交会本部藤田理事長の挨拶、慰霊顕彰援護委員会の高橋委員による参加者紹介の後、靖國神社の徳川泰久宮司からご挨拶を頂きました。宮司からは２週続けての大雪で境内の桜、梅、榊といった樹木が相当数折れたり、倒れたりといった被害を受けたという状況や、水交会の参拝を大いに歓迎する旨のお話を頂きました後に、本殿にて参拝を行いました。

　引き続き、千鳥ヶ淵戦没者墓苑に移動、千鳥ヶ淵戦没者墓苑奉仕会の古賀様から奉仕会の活動状況についての説明を受けました。説明の中では、最近遺骨引き取り行事が２件あったが、内１回は千鳥ヶ淵で実施できたが、もう１回については寒かったので厚労省において実施されたことや、練習艦隊の墓苑参拝及び洋上慰霊祭について及び各種団体の墓苑参拝状況等に関するお話がありました。その後、各自で戦没者の御霊に献花しました。

　次に防衛省に移動、「殉職自衛隊員慰霊碑」の前で殉職された方々の御霊を安かれと祈った後、四谷駅にて散会しました。

　その後、恒例行事としている参拝後の直会を、東郷神社境内「東郷記念館」にある水交会本部で実施しました。直会は「靖国参拝と東京裁判」と題された信兼副会長の寄稿文を長谷川幹事が披露した後、土井会長の挨拶及び乾杯の音頭で始まりました。また、会場では横須賀水交会の直会の他に、幹候１０期及び１６期の皆さんのクラス会等も行われており、人の輪が大きく広がり水交会名物のなべ祭りでおおいに盛り上がりました。

　次回の月例参拝は、６月１９日（木）です。「まだ一度も参加したことがない」という方はお誘い合わせの上、是非ご参加ください。参拝に都合がつかない方は、直会だけの参加もおおいに歓迎しますので、遠慮なくお申し出ください。参加申し込みは、横須賀水交会のホームページにある連絡先から申し込まれるか、お知り合いの会員に依頼して参加の意思を伝えていただければ、どなたでも参加できますので奮ってのご参加をお待ちしております。

　幹事会は、会長、顧問以下約５０名が参加しました。内容は、今年度下半期に実施された活動、馬門山海軍墓地修復工事、第27回ゴルフコンペ、横須賀教育隊終業式における激励賞授与等に関して、担当幹事から成果、所見について説明があり、参会者から今後の活動も視野に活発かつ熱を帯びた意見が交換されました。
　なお、教育隊に対する激励賞については、26年度から各教育隊において各水交会支部が実施することで、水交会事業として決定されました。
　今後の事業について、現役隊員の留守家族への支援、馬門山海軍墓地保存会(仮)の検討、海曹出身ＯＢの入会促進などを重視事項として検討を進めることが決定されました。

懇親会では、会長挨拶の後、来賓として、横須賀市副市長、小泉衆議院議員、市議会議長、武居横須賀地方総監に挨拶をいただきました。松崎顧問の発声により杯を挙げ、忘年会を兼ねた会は大いに盛り上がりました。中尾幹事長の中締めの乾杯をもって懇親会を終了しました。

例年と違い静まりかえった境内で厳かに神事が執り行われる中、末貞臣元潜水艦隊司令官が「碑文」を読み上げられたが、碑文に籠められた想いが参会者の心に染み渡っていくようでした。慰霊祭終了後、参会者達は次回の集いを誓い合いながら境内をあとにされていたが、我が国の１００年を超える潜水艦の歴史を伝え、潜水艦乗りの心を繋ぐこの慰霊祭が末永く続いていくことを心から祈念します。
 

　幹事会は、会長、顧問以下約５０名が参加しました。内容は、今年度上半期に実施された活動、定期総会、馬門山海軍墓地墓前祭、海軍の碑記念行事、靖国神社等月例参拝、ゴルフコンペ、夏期防衛講座・納涼懇親会、厚木基地部隊研修等に関して、担当幹事から成果、所見について説明があり、参会者から今後の活動も視野に活発かつ熱を帯びた意見が交換されました。

懇親会では、会長挨拶の後、来賓代表として登壇した武居横須賀地方総監が横須賀教育隊修業式での横須賀水交会表彰授与が他団体も羨む程、際立っていたこと、また海上自衛隊水泳大会で横須賀地方隊が１１年ぶりに優勝し、しかも半数近い種目で１位を獲得するという完勝であったことなどが紹介されました。引き続き、夏の人事異動で着任された鍛治潜水艦隊司令官、中田横須賀地方総監部幕僚長、糟井護衛艦隊司令部幕僚長、中薗第２術科学校長、伊藤防衛大学校訓練部長及び牧園総監部副官から着任の抱負などについてご挨拶を頂きました。松崎顧問の発声により杯を挙げ、指揮官等と会員が交流を深め会は大いに盛り上がりました。前会長の長崎顧問の中締めの乾杯をもって懇親会を終了しました。