ニュース
   行  事  名   年 月 日  内   容   等 
   第3回幹事会  28. 3. 9  3月9日(水)、横須賀市総合福祉会館5階第2研修室において平成27年度第3回幹事会が行われ、顧問以下約50名が参加しました。
 幹事会の議題としては、まず「平成28年度横須賀水交会総会について」ということで、6月に実施する総会の基本計画とその審議事項の内容、すなわち「平成27年度活動報告・収支決算報告」、「平成28年度活動報告・収支予算(案)」、「平成28年度役員(案)」について審議されました。
 次の議題としては「実施行事の結果」として1月に実施された「合同賀詞交歓会」と2月に実施された「國神社参拝」の成果等について担当役員からの報告がありました。
 「合同賀詞交歓会」については、来年は横須賀水交会が主幹事であることから、本年の実施結果を踏まえて、しっかりと準備することが確認されました。また「國神社参拝」については、今回は新規参加者が5名という良かった面もあるものの、大半の参加者が会長以下役員であったということで、今後益々参加者の輪を広げていく方向で努力することが確認されました。

 3番目の議題として今後の実施予定の行事、すなわち「馬門山海軍墓地墓前祭」、「海軍の碑記念行事」、「練習艦隊激励行事」に関する実施計画の概要等が担当役員から説明がありました。この中で「海軍の碑記念行事」については、例年、当該行事に引き続いて「三笠」で実施されている記念行事との時間差が少なすぎることを踏まえて、今年は例年よりも開始時刻を30分繰り上げて実施することとされました。
 4番目の議題である「ファミリーサポート活動状況」については、総監部における説明会の紹介や今後の予定について担当幹事からの説明の他、役員の登録及び一般会員への勧誘活動の強化を実施してゆくことが確認されました。
 その他の議題としては、昨年12月の幹事会において承認された「幹事会懇親会への一般会員の参加」に関する周知方法及び、「有志会員部隊研修の実施」について、それぞれ担当役員から検討状況の説明がありました。これらの案件は、いずれも会員活動の動機づけに資する、意義のある事業と位置付けられるため、早期に具現化することが確認されました。
 最後に3月中旬に計画されている「早春の薩摩ツアー」の実施概要について担当役員からの紹介がありました。担当者は準備段階で様々な苦労をされている様子でしたが、第1航空群殿の協力も得て、充実した内容の旅行となることが予感されるものでした。
 いずれの案件についても、参会者から今後の活動も視野に入れた活発な意見がだされ、熱の帯びた討論が実施されました。 

 幹事会終了後、よこすか平安閣に場所を移し懇親会が実施されました。野口総務幹事の司会の下、中尾会長の挨拶の後、来賓として横須賀地方総監代理中西正人幕僚長のご挨拶をいただきました。幕僚長の挨拶では、昨今の海上自衛隊における様々な話題と共に、隊員の留守家族支援問題に関する横須賀水交会の取り組みに関し、横監として感謝している旨のお話をいただきました。
 その後、来賓の木下憲司横須賀市議、梶元大介横監管理部長、香月信一横地隊先任伍長の紹介と続き、福田顧問の音頭で乾杯を行い、懇談に入りました。以降いつもの如く大いに盛り上がりましたが、道家副会長の中締めの乾杯をもって盛会の内に終了しました。
 
   横須賀防衛団体
賀詞交歓会
28. 1.16   1月16日(土)午後、横須賀地区の防衛関係者にとりましては新年の幕開け行事ともなっております「平成28年横須賀防衛団体賀詞交歓会」が横須賀商工会議所多目的ホールにおいて開催されました。
 本会は、防衛関連の九団体(※)が共催し、横須賀地区に在籍する陸・海・空自衛隊の部隊指揮官・先任伍長、横須賀市長等を招いて新春の賀詞を交歓するとともに、自衛隊を激励し、併せて、各団体、会員相互の親睦を図ることを目的に毎年実施しているものです。当日は天気にも恵まれ、来賓を含め約300名の皆様が参加され、盛大に実施することが出来ました。


 さて、賀詞交歓会は、国歌斉唱、共催団体代表者の紹介、共催団体を代表して小山満之助横須賀防衛協会会長の挨拶、来賓を代表して堂下哲郎横須賀地方総監と吉田雄人横須賀市長の祝辞、来賓紹介、祝電披露、鏡開きの順で行いました。


 来賓紹介では浅尾慶一郎衆議院議員、小泉進次郎衆議院議員、宇都隆史参議院議員から力強いご挨拶を頂きました他、神奈川県議会議員・横須賀市議会議員・葉山町長・葉山町議会議員の皆様が多数参加されました。
引き続く、鏡開きでは各界を代表する13名の皆様が2組に分かれ2つの四斗樽を参加者全員の「ヨイショ」の掛け声に合せ、見事に叩き割り、最高の盛り上がりの時を迎えました。


 その後、國分良成防衛大学校校長の発声により乾杯が行われ、以後、懇談の時間となりました。会場内のあちらこちらで陸上・海上・航空自衛官、ご来賓、自衛隊OB、各団体会員等が和気藹々と懇談する姿が見受けられ、当初の目的である親睦を十分に図ることができました。
 楽しい時はあっという間に過ぎ、最後に西川公康陸上自衛隊通信学校長兼久里浜駐屯地司令の万歳三唱により平成28年度の賀詞交歓会はお開きとなりました。
                                        (宮ア幹事 記)

 ※ 横須賀防衛協会、隊友会横須賀支部、横須賀水交会、横須賀曹友会、三笠保存会、
   自衛隊父兄会三浦半島地区会、三浦半島募集相談員会、横須賀海交会及び桜遊会
   第2回幹事会  27.12.16  12月16日(水)、横須賀地方総監部厚生センター2F談話室において平成27年度第2回幹事会が行われ、顧問以下約40名が参加しました。
 幹事会では27年9月以降に実施された活動として「部隊研修(体験航海)」及び「第31回横須賀水交会主催ゴルフコンペ」についての報告と、これから年度内に至るまでの間に実施される予定の行事である「合同賀詞交歓会」と「靖国神社月例参拝」の実施要領等並びに「ファミリーサポート活動状況」について、それぞれの担当幹事から説明がありました。

 「部隊研修」に関しては、観艦式実施年度の部隊研修は今後も進出時の体験航海を実施する方向で検討し、来年度計画については別途検討すること、また「ゴルフコンペ」については、これまでの繰越金使用によるコンペ運営が可能な間は、2万円の行事支援金を中断することとされました。

 次に、実施予定の行事として、まず「合同賀詞交歓会」に関しては、主幹事である隊友会横須賀支部から役員派出が要請されているため、参加予定者の中から別途個別調整することとなりました。
 「靖国神社月例参拝」に関しては、最近参加者数が若干右下がりの傾向であることから、次回(平成28年2月18日)は多くの参加を期待する旨の発言がありました。

 「ファミリーサポート活動状況」に関しては、未だサポート会員登録数が足りない状況が報告され、質疑においては「会員登録は、預かれるか否かを心配するよりも、現職との交流の場という参加意識が重要」という意見が出され、水交会役員の登録及びさらなる会員への勧誘活動を実施してゆくことが確認されました。

 休憩を挟み、「幹事会終了後の懇親会への一般会員の参加について」が提議され、一般会員の方の参加を了承することと、それに伴う案内方法等、細部実施要領について次回常務幹事会に諮った上で発動することとされました。
 また、来春(平成28年3月14日〜15日)に計画されている「早春の薩摩ツアー」には、26名の参加予定があることが担当幹事から報告されました。
 いずれの案件についても、参会者から今後の活動も視野に入れた活発な意見が出され、熱の帯びた討論が実施されました。 
 

 会議終了後、よこすか平安閣に場所を移し忘年会を兼ねた懇親会が実施されました。
 野口総務幹事の司会の下、中尾会長の挨拶、田神横須賀市副市長と中西横須賀地方総監部幕僚長の挨拶、ご来賓の方々の紹介、小泉衆議院議員等からの祝電披露の後、松崎顧問の音頭で乾杯を行い、懇談に入りました。忘年会を兼ねた会は大いに盛り上がりましたが、海野顧問の中締めの乾杯をもって盛会の内に終了しました。
 
   秋の叙勲  27.11. 3  
  
次の横須賀水交会会員の方々が、叙勲されました。

  瑞宝小綬章
   井上 保勝 氏、小田倉 光伸 氏、山本 角八郎 氏

   平成27年度
部隊研修
「いずも」体験航海
及び懇親会
27.10. 8   10月8日(木)平成27年度横須賀水交会部隊研修を、観艦式のため横須賀から横浜大さん橋へ進出 する護衛艦「いずも」の体験航海として実施し、約200名が参加しました。

 士官室において中尾横須賀水交会会長他、参加各団体の長から齋藤第1護衛隊群司令、吉野いずも艦長 に体験航海のお礼を述べた後、ベルニー公園からも多くの人が見守る中「いずも」は1030横須賀逸見岸壁を出港。海自最新鋭かつ最大護衛艦「いずも」の研修を通じて海上自衛隊第一線部隊の現在について理解を深めるとともに、快晴の東京湾から遠望する横須賀、横浜の景色も満喫するなど、貴重な体験をすることが出来ました。

 当日は乗員家族、日米ネービー友好協会、隊友会、自衛隊父兄会等からの参加者も含め総勢約1300名もが乗艦しましたが、参加者一同、広大な飛行甲板や格納庫に驚くばかりで混雑など全く感じることもなく、むしろ「いずも」の巨大さが印象づけられる結果となりました。

 また、海自初装備のSeaRAM や飛行甲板に整列した5機の哨戒ヘリコプター、航空機用昇降機での昇降体験など、体験航海の経験豊富な会員にとっても初物尽くしの興味尽きない体験ができました。さらに、ベイブリッジ下を通過する際には、海上から見上げる景色の珍しさに加え、マストが橋げたにぶつからんばかりの迫力に思わず歓声が上がりました。
 横浜港からの出港船待機のため、当初の入港予定時刻から約1時間遅れての横浜大桟橋横付けとなりましたが、「いずも」の威容に圧倒されたほか、科員食堂等休憩場所の用意や高齢者への配慮、何よりも乗員の皆さんの懇切丁寧な案内と溌剌とした勤務振りに感銘を受けながら体験航海は終了しました。

 退艦後は山下町のホテル横浜ガーデンに会場を移し、体験航海参加者による懇親会が開催されました。
 会は中尾会長の挨拶及び乾杯の音頭で幕を開け、体験航海の余韻に浸りつつ1護群司令部後方幕僚、いずも応急長等、現役幹部との会話にも花を咲かせたほか、ジャンケンゲームに航海の疲労も忘れて盛上り、参加者全員大満足のうち道家副会長の締めで長時間の部隊研修は成功裏に幕を閉じました。


 今回の部隊研修は、観艦式準備の多忙な時期にもかかわらず「いずも」以下関係各部の御配慮により実現したものであり、横須賀水交会として海上自衛隊支援の決意を心新たにした有意義な一日でした。
 研修実現に御尽力頂いた関係各位に改めて深く感謝申し上げます。

    第1回幹事会   27. 9. 9  横須賀市総合福祉会館において第1回幹事会が行われ、顧問以下40余名が参加しました。

 
 会議終了後、ホテルハーバーにおいて、懇親会が行われました。

   「横須賀地方隊緊急登庁支援訓練」
研修
 27. 7.25   横須賀地方隊は、7月25日(土)早朝に緊急事態発生時における緊急登庁支援訓練を実施しました。この訓練は、子供を 連れて登庁した隊員のために託児所を開設し一時的に小学生以下を預かる支援訓練であり、平成25年度から実施しており今回で3回目です。
 早朝0653に東海地方で大地震が発生したという想定で警急呼集が下令され、緊急登庁支援訓練が発動されました。訓練は3回目ということもあり、訓練内容も概ね確立されているようですが、転勤等で対象隊員の入れ替わりがあることから新対象者への教育と練度の維持のため定期的に訓練が必要であると位置づけられています。

 横須賀水交会は、緊急登庁支援の一環として本訓練を研修しました。訓練当日、中尾会長以下ファミリーサポート会員及び配偶者等18名が1000から1100までの1時間、訓練場所である厚生センターにおいて横監厚生課家族支援担当から訓練内容のブリーフィングを受け、その後、小人数のグループに分かれて訓練を見学しました。
 緊急登庁において、隊員家族の一時預かりを実施するよう横地隊例規に定められている横須賀基地業務隊司令以下横基業隊員総員が休日出勤し訓練を実施しました。
 警急呼集の一報を受け、それぞれの自宅から最短の交通機関を利用し部隊に登庁した横基業隊員は、託児所の開所指示を受け厚生センターに向かい受け入れ準備を開始し、厚生センター2階入り口付近に受付と談話室に本部と育児室を手際よく開設しました。
 準備ができたところで横基業司令から横須賀地方総監へ受入れ準備完了報告がなされ、横須賀地区所在部隊へ一時預り準備完了を通報し子供とともに出勤した隊員が、厚生センターに集り子供を育児担当隊員及び事務官に託しそれぞれの部隊へと向かいました。

 なかには、環境の変化と見慣れない人々に泣く子供もおり、母親も心配そうな顔で我が子を見つめていましたが、任務のためと後ろ髪を引かれながらも部隊へと向かって行く光景には考えさせられるものがありました。

 今回は訓練ということで見学のみとしていましたが、参加した提供会員及び配偶者の中には、子供たちと直接ふれあう事が出来ないのかと残念な様子の方もおられ、訓練研修の成果は十分にあったと思われます。


 緊急登庁においては、自衛官が部隊にいち早く復帰し、国民の生命と安全を守るための活動をするためには、隊員自身の強い意志と併せて家族の理解が必要であることは言うまでもありません。
 幼い子供に、自分の家族の状態を理解させるには困難かもしれませんが、隊員にかわって幼子の面倒を見てくれる制度があることにより、当該隊員が安心して勤務に邁進できる環境が確立されることは周知の事実です。この制度をより有効に活用していくためには、実動を伴った今回の訓練が重要であることを実感した次第です。これらを踏まえ横須賀水交会が現在取り組んでいる隊員留守家族一時預かりも、更に隊員家族の要望に沿った支援ができるような柔軟な内容が必要となってくるものと考えております。

 最後に、今次の訓練において真摯に従事する隊員及び横須賀地方隊のたゆまない努力に敬意を表するとともに、関係各部隊の隊員家族に対する温かい思いに称賛を送ります。
 今後は、隊員家族の面倒をみるこの制度の重要性を再認識し、任務遂行に邁進する隊員と留守家族のために総監部と意志疎通を図り、更なる支援態勢の充実を進める必要があると強く感じました。
   吉田横須賀市長
と懇談
27. 7.10    7月10日、横須賀水交会 中尾誠三会長と土井克彦前会長ほかは、横須賀市吉田雄人市長を表敬しました。
 市長とともに車座ランチを行い、和やかな懇談の機会となりました。
 横須賀市の振興、隊員家族の支援、市長の米国ブレマートン訪問予定など話題は尽きなく、今後の相互の協力等について話し合いが行われました。
   夏の靖國神社等
の参拝
 27. 6.18  6月18日(木)恒例の靖国神社等月例参拝を実施しました。

 水交会の月例参拝は、旧海軍及び海自OBを主体に行われていますが、今回、旧海軍出身者は、兵学校68期の小柳正一氏以下、甲飛会、予科練の方々11名、海自OBは、幹候1期の曽根龍男氏以下クラス代表34名、その他有志会員8名、電子会1名及び水交会本部6名の合計60名でした。更に、横須賀水交会からの参加者を加え、74名の大人数の参拝となりました。
 今回の特徴は、幹候6期が60周年記念で14名(ご婦人、友人:2名含む)も参加されたことと、女性陣を中心にした有志グループ8名が参加されたことです。
 横須賀水交会については、昨年2月は27名、7月は32名と多人数でしたが、今年は2月10名、6月14名と少なくなっています。しかし、この減少傾向にある中で、14名中、初参加者が5名もあったことは明るい話題です。現役の活動が幅広くなるに従って、水交会の活動もファミリーサポート等、現役に対する支援活動も増え、併せて会社の仕事等、様々な都合もあることとは思いますが、今後も積極的な参加を是非呼びかけていきたいと思います。
 また、参加者の意見として、パソコン操作が自分でできず、家族に頼むようなことがあるという事情の方もあり、今後は早めに案内を出すようにしたいと考えています。

 当日は梅雨の雨が続いており、一日中雨の予報でしたが、結果は曇り空で気温も最高26度と穏やかでとても良い日になりました。

 國神社では小方孝次権宮司から、7月13日からの御霊祭りのご紹介、戦後70年で世代交代が進んでいること、外国からの参拝もあり理解が広がっていると思われること等のお話があり、最後に今回は幹候6期、有志グループ、横須賀水交会という3団体の参加があり盛況で、更に女性の参加が増えていることは御霊も喜んでいるでしょうと付け加えられました。

 千鳥が淵では墓苑奉仕会から、最近の慰霊参拝等の状況説明があり、両陛下のパラオ訪問や戦後70周年関連で戦没者の関心が高くなっていること、遺骨収集から受領、検査、DNA鑑定が行われた後、遺族や墓苑に納められることの説明がなされました。
 また、平成26年度の収容実績は902柱であり、まだまだ、多くの未帰還があることが問題であるとの報告がありました。
 この件に関しては、昨年から国会における佐藤、宇都両議員等の活動により遺骨収集推進法案化等の活性化が図られ、厚生省、外務省に加え、防衛省が積極的に参画するようになって改善されてきているものの、戦後70年経っても半分以下の達成率の状況では、国を挙げて更に本腰を入れる必要があるだろうというお話がありました。
 亡くなられた方及び帰還された方々の数を、会報誌「千鳥が渕」5月1日号から引用すると、次のとおりです。
  旧ソ連抑留        死亡:約 54,400人 帰還:17,848柱
  東部ニューギニア     死亡:約127,600人 帰還:50,800柱
  ビスマーク・ソロモン諸島 死亡:約118,700人 帰還:58,630柱
  硫黄島          死亡:約 21,900人 帰還:10,355柱   計42.7%

 奉仕会からの説明の後、各自、生花を手向けてお祈りをしました。なお、玄関の傍に古代蓮がきれいな花を咲かしていました。

 続いて向かった、防衛省慰霊碑では、海幕総務課長、わだつみの会会長に出迎えられ、幹候1期の曽根龍男先輩が代表して献花し、慰霊参拝を行いました。

 その後、水交会本部に移動し、はじめに泉企画総括常務幹事から坂東勝昭先輩の叙勲の紹介があり、参会者一同で祝福をしました。
 坂東先輩の献杯により、始まった直会では先般実施された海軍の碑記念行事の折に佃顧問が話された「日本海海戦当時の日露海軍のバックグラウンド」の資料を配布して当時の器材と人に関する現状を再確認するなど、有意義な時間を過ごしました。

 坂東先輩や泉総括幹事の貴重な経験談を堪能するには1時間半では不十分でしたが、梅雨空のこともあり、次回2月の参拝を期して家路に就きました。
   日本海海戦
110周年記念式典
27. 5.27   夏を思わせるような陽気の中、記念艦「三笠」において、日本海海戦110周年記念式典が挙行されました。

 式典は、海上幕僚長武居海将、第7艦隊司令官トーマス中将、横須賀市長吉田氏をはじめ多数の来賓が列席され、立ち見が出るほど多くの方が参列されました。
 中塚三笠保存会事務局長の司会により開式され、国歌斉唱、戦没者に対する黙祷、増田三笠保存会会長による式辞、井上横須賀地方総監、トーマス第7艦隊司令官及び吉田横須賀市長による祝辞、主要来賓紹介、祝電披露と粛々と行われました。(増田会長の式辞、トーマス中将の祝辞内容は名前をクリックしてください。)

 式典終了後には、一龍斎貞花講談師による講談「日本海海戦」が披露され、満員の聴衆を魅了していました。

 また、中部甲板において、海上自衛隊の第2の歌姫 中川1士の司会進行により海自横須賀音楽隊演奏会が行われ、中川1士のみならず、男性隊員による歌唱も披露され、甲板上を埋め尽くした聴衆は割れんばかりの拍手を送っていました。

 その後、祝宴となり多数の参加者は十分に満足された様子でした。
 横須賀水交会からも多数の会員が、「海軍の碑」記念行事に引き続き参加しました。

 
    隊員家族支援策を
小泉衆議院議員へ
説明
27. 5.17    過日機会を得て、神奈川県11区選出の小泉進次郎衆議院議員(内閣府政務官)に対し、現在横須賀水交会が進めて いる「隊員家族支援策」の概要説明を実施しました。

 これは、かねてから隊員家族支援策に強い関心を示されていた小泉議員が、先般行われた馬門山海軍墓地墓前祭に参列されたおりに、土井会長から「横須賀水交会の懸案であった隊員家族支援策の制度設計がやっと成り、6月初 旬の総会での承認を経て同事業を発足させる運びとなりました。」と話されたところ、議員から「ぜひとも、その 内容をお聞かせいただきたい。」との申し入れがあったことから、急遽5月17日(日)の自民党横須賀支部大会終 了後、同会場(横須賀平安閣)の一室で説明を実施したものです。

 本会側からは、会長に加え、担当である山口及び高橋(進)常務幹事が参加し、議員側からは、小泉議員及び秘書 2名が参加されました。なお、当該支援策の海自側の担当となる横須賀地方総監部関係者及び横須賀水交会幹事で もある木下市議会議員も参加していただきました。

 説明内容は、当該支援策策定の背景と目的、支援の前提と態勢、更には事故等への対応等についてでありましたが 、議員は時折質問を挟みながら、極めて熱心にお聞きになり、しっかりとその全体像を理解されたようでした。主 な質問は、緊急呼集要領から隊員家族の現状、支援を期待する隊員規模、更には「このはな園」(海自第2術科学 校内に設置された託児所)の運営状況に至るまで極めて多岐にわたるもので、その関心の深さを示すものでした。
 説明の後の懇談では、次のようなことが語り合われました。。
  ○ 不測事態への備えは、安保法制の制定のみに留まらず、この種、縁の下の支えがあって実効足らしめること
   ができます。
    昨今の厳しい情勢下における我が国の安全保障を考える時、このような地に足の着いた隊員に対する支援策
   は極めて重要です。
  ○ 何もせずに語っているだけでは物事は先に進みません。国政レベルと地方自治体レベルが協力して実施して
   いくことが重要です。説明を受けた支援策は機会を掴まえて各所へ発信していく必要があります。
  ○ 本施策を推進する上で、児童を預ける側と預かる側の信頼関係の醸成が重要で、そのための両者の交流会を
   計画実施することが重要です。計画される交流会には、ぜひとも参加させていただきたいと思います。
  ○ 当該事業は、横須賀しかも海自隊員に限定された活動ですか。
    当該事業は現時点では横須賀水交会の単独事業であり、その性格上対象は海自隊員に限定しておりますが、
   他地区の海自部隊及び陸空自にも同様の趣旨の活動があります。
    この種の事業は本会に執っても初めてのケースであり、先ずは本会で事業化し、その推進の過程で生ずる
   諸問題にはその都度対処して行く形態を採らざるを得ないものと考えております。従って、その時々で必要
   に応じ他団体との協力の在り方を模索する必要が生まれてくるかも知れません。

 以上が、今回の小泉議員への説明と懇談の概要です。

 海自隊員に対する「隊員家族支援」は大変重要な海自支援活動であり、ぜひとも成功裏に実現すべきものでありま す。本会事業がその先駆けとして極めて注目度の高いものとなることは疑いの余地の無いところであります。
 そのためにも、より多くの本会会員がファミリーサポート会員へ登録してくださることを願ってやみません。

    さよならジョージワシントン 27. 4.30    ジョージワシントンの転籍に伴い、これまでの日米安全保障への貢献とその乗組員に感謝の思いを込めた送別の宴が、よこすか平安閣において、JANAFA及び横須賀商工会議所主催、横須賀防衛協会(水交会、隊友会)共催によって行われました。

送別会には、ジョージワシントン乗組等約170名を招待し、それぞれの会員及び現役の自衛官等を含め約455名が参加しました。

 送別会は、参加者の暖かい拍手の中、ジョージワシントン乗組員が艦長を先頭に入場することから開始されました。

 まず、本送別会の主催者及び共催者の代表(杉本会長、平松会頭、小山会長、小沢実行委員長)紹介、JANAFA杉本正彦会長挨拶、吉田雄人横須賀市長挨拶、 RADM John D. Alexander CTF70挨拶、河村正雄護衛艦隊司令官挨拶、ジョージワシントン艦長 CAPT Kuehhas挨拶と続き、その後、横須賀市、JANAFA、商工会議所、「いずも」とGWで記念品交換が行われました。GWからは航空機が空母に着艦するときに、制動のために使用されるワイヤーロープが送られました。

 記念品交換の後、VADM Robert L. Thomas C7Fの音頭で乾杯が行われ、歓談に入りました。そこここで、英語での楽しい会話で盛り上がっていました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、鮒田英一自衛艦隊司令官中締め乾杯の後に、全員で、ジョージワシントン乗員を見送り、閉会となりました。

   春の叙勲  27. 4.29   次の横須賀水交会会員の方々が、叙勲されました。
  瑞宝小綬章
   坂東 勝昭 氏、日原 哲兵 氏
    「濱空鎮魂の碑」
慰霊祭
27. 4. 5   4月5日(日)濱空会(横濱海軍航空隊の会)は、横濱市金沢区富岡総合公園内の濱空神社跡地において、「濱空鎮魂の碑慰霊祭」を斉行しました。横濱海軍航空隊は、昭和1110月1日に濱空神社を中心とした広大な陸上の敷地と、現在は埋め立てられている根岸湾水上の飛行艇発着場を専有していました。当時は隊員約1,000名、大型飛行艇24機を有する海軍最大の飛行艇専門航空隊としてその威容を誇っていました。

今回の慰霊祭には、当時横濱航空隊に所属していた 甲飛予科練6期 横溝潔氏(96才)をはじめ御遺族及び横須賀水交会、湘南水交会の海自OBも参列しました。また今回初めて海上自衛隊先任伍長宮前曹長、横須賀地方隊先任伍長関曹長の両名が先人の尊い命を偲ぶため慰霊祭に駆けつけてくれました。

慰霊祭は、軍艦旗掲揚に引き続き神職の祝詞奏上、玉串奉呈の順で行われました。慰霊祭終了後には公園内の満開の桜の下で懇親会が催される予定でしたが、あいにく天候が悪く献杯のみの実施となりました。献杯に先立ち横溝潔氏から当時のお話を聞き、引き続き三浦半島防衛協議会会長長崎氏、海上自衛隊先任伍長宮前曹長の挨拶の後、横須賀水交会監査幹事信兼氏による献杯により慰霊祭は終了しました。

横濱海軍航空隊は、昭和1612月8日大東亜戦争が勃発するや直ちに第一線に出動し、飛行艇の強大な航続力を発揮して洋上大遠距離の哨戒・攻撃・輸送・救出作戦を展開し、ハワイ・インド・アリューシャン・豪州・ソロモンにわたる広大な戦域を駆け巡り勇戦奮闘しました。作戦上部隊名を801航空隊に変更し戦争終期には兵力集中のため宅間航空隊に全飛行艇を集結して沖縄攻防戦に死闘を演じ満身創痍全力を尽し果たして戦いの幕を閉じました。中でも横濱海軍航空隊はソロモン最前線のツラギに進撃作戦中、強力な敵の反撃を受け昭和17年8月宮崎司令以下338名が、壮烈な玉砕を遂げました。

多くの戦史文献を眼のあたりにすればするほど、当時の壮絶な戦いが蘇り、海上自衛隊OBとしては胸が熱くなり、大先輩の英霊に対し敬意を表し今後も慰霊顕彰の灯が絶えないよう快く行事に参加したいと強く心に刻んだ次第です。

濱空会を運営しておられる、事務局加藤亀雄氏もすでに80歳を過ぎ、長年続けてこられた経緯をお聞きしたところ、多分に漏れず後継者がおらず今後の慰霊祭の開催を危惧されておられました。この問題は、個人ではどうすることもできないものであるため、多くの方に実情を理解していただき、この横濱海軍航空隊に思いを馳せて祖国を旅立ち、日本のために尊い命を捧げられた多くの御霊に永久に慰霊を捧げられるよう、皆様のご協力をお願いしたいと思います。(横須賀水交会 高橋進)

 
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インフォメーション
       
 海 上 自 衛 隊
海上自衛隊HP  海上自衛隊公式HPへのリンクです。
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慰霊・顕彰
 
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   濱空慰霊碑     横浜海軍航空隊の慰霊碑等について紹介します。 
 祖国日本
 「殉國之碑」
祖国日本HP  各地の霊地・記念碑や歴史的事項等を紹介している愛国顕彰HP「祖国日本(ふるさとにっぽん) 殉國之碑」へのリンクです。
記念艦等
 
 記念艦「三笠」 記念艦三笠HP  記念艦「三笠」HPへのリンクです。
   海上自衛隊呉史料館 「てつのくじら館」     潜水艦と掃海を展示するHPへのリンクです。
呉市海事歴史科学館  「大和ミュージアム」 大和ミュージアムHP  呉市と海軍関係の歴史を展示するHPへのリンクです。