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   行  事  名   年 月 日  内   容   等 
   第3回幹事会 30. 3.15    平成30年3月15日(木)、横須賀地方総監部厚生センター2階「談話室」において、平成29年度第3回幹事会が行われ、顧問以下40余名が参加しました。今回は勉強会と幹事会の2部構成で実施されました。

 まず勉強会は、ウスイホーム(株)生活支援事業部 古城 信彦 氏の紹介により、(一社)高齢者住まいアドバイザー協会 代表理事 満田 将太 様を講師に迎え、「知らなきゃ損する介護保険制度、知ってて得する高齢者の住まい」と題した演題で実施されました。
 内容は、さっそくは自分たちの両親等に、さらには遠からず自分自身も直面することになる大事な問題について具体的な事例を挙げながら平易に解説された非常に参考になる勉強会でした。
 例えば、高齢者の住まいとしては、次の住まいがあるそうです。
 1 経費低
   重度対応
    @特別養護老人ホーム
    A介護老人保健施設
    B介護医療型医療施設
   自立から軽度
    C養護老人ホーム
    D軽費老人ホーム
    Eケアハウス
    Fシルバーハウジング
 2 経費高
   自立から重度
    Gグループホーム
    H有料老人ホーム
    Iサービス付高齢者向け住宅
   自立から軽度
    J高齢者有料賃貸住宅
    Kシニア向けマンション
    L都市型軽費老人ホーム
    M東京シニア円滑入居賃貸住宅

   また、住まい選びの情報収集先として、次の場所棟があるそうです。
    @友人・知人
    A地域包括支援センター
    Bケアマネージャー
    C病院医療ソーシャルワーカー(MSW)
    D住まいの紹介会社
    Eインターネット


  次に、幹事会においては、29年1月以降に実施された活動として、「合同賀詞交歓会」及び「國神社月例参拝」についての報告と、これから総会に至るまでの間に実施される予定の行事である「馬門山海軍墓地墓前祭」、「海軍の碑記念行事」の実施要領等について、それぞれの担当常務幹事からの説明がありました。
 30年度総会での議案(基本計画、29年度活動報告及び収支決算報告、30年度活動計画等)等については、事務局長及び担当幹事から説明がありました。
 いずれの案件についても、参会者から今後の活動も視野に入れた活発な意見が出され、熱の帯びた討論が実施されました。

 会議終了後は、横須賀中央の「中華飯店」に場所を移し懇親会が実施されました。
 野口総務幹事の司会の下、中尾会長の挨拶、松崎顧問の発声による乾杯で始まった懇親会には途中から木下憲司横須賀市議会議長も加わり、大いに盛り上がりました。
 最後に柳井総務幹事から、改めて5月に計画されている役員の旅行会に関する案内がされた後、長崎顧問の音頭により中締めの乾杯をもって閉会となりました。
  (宮崎 道夫 幹事 記)
   月例参拝  30. 2.15   平成30年2月15日(木)、穏やかな気候の中、恒例の國神社参拝が行われました。
 その4日後の2月19日は24節気の「雨水」、空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になるという時期であり、春も近くなりました。
 水交会の月例参拝は、旧海軍及び海自OBが主体に行われています。今回は、旧海軍出身者は兵学校74期の高田 忠氏以下、甲飛会、計6名。海自OBは、幹候8期の遠山 敬氏以下クラス代表22名、その他有志5名、電子会2名、北海道水交会1名及び水交会本部4名でした。更に横須賀からの参加者21名を加え、61名の大人数の参拝となりました。
 今回で水交会月例参拝は、420回となるそうです。今回の横須賀水交会参加者は21名でしたが、今後とも積極的な参加を呼びかけていきたいと思います。次回は6月ですで、月例参拝への参加及び初回参加者のお誘い等、皆様のご理解とご協力を今後ともよろしくお願いいたします。

 徳川宮司からは、「今日は暖かいですが、まだ寒い日がある」こと、「國神社150周年事業の準備は滞りなく進めていますが、工事の関係で駐車場等ご迷惑をかけている」こと、「神社の防火対策のための消火設備の工事を実施している」とのご挨拶及びお話しを頂きました。
 その後、兵学校74期高田氏を総代として、参拝が行われました。
 國神社参拝終了後、それぞれ徒歩で千鳥ヶ淵戦没者墓苑まで移動しました。気候の良いときは、この移動も気持ちが良いです。
 千鳥ヶ淵では、(公財)千鳥ヶ淵戦没者墓苑奉仕会の方から、千鳥ヶ淵戦没者墓苑における年間行事等について説明を受けました。
 @国が行う事業
  拝礼式
  遺骨渡式
 A奉仕会が主催する行事
  秋季慰霊祭(昨年10月、寛仁親王妃信子殿下が御臨席)
 B各種慰霊団体が行う慰霊行事
 C自衛隊関係
  偕行社、水交会の月例参拝
  遠洋練習航海部隊の参拝
  秋季慰霊祭への参加
  防衛大学校学生の参拝
 D参拝記念
  「栄太郎総本舗」の飴を販売しており、テレビの情報番組で紹介されてから、売れ行きが良い。
 参拝終了後、バス3台の支援を得て、防衛省慰霊碑に向かいました。到着後、海上幕僚監部人事教育部長(園田直紀 海将補)、厚生課長(石巻 義康 1等海佐)、わだつみ会会長の出迎えを受け、慰霊碑前に整列をした後、海上幕僚監部人事教育部長並びにわだつみ会会長の挨拶を頂き、幹候8期の遠山氏が代表して献花し、慰霊参拝を行いました。
 その後、解散となりましたが、横須賀水交会の有志は、クラブ水交での直会に参加しました。いつもより多い22名もの方が参加してくださいました。


 鍋を囲みながら、中尾会長の挨拶から始まり、懇談の途中では、松崎顧問から國神社への個人的な思いなどのお話を頂き、午前中の国会議事堂参議院研修の話などで盛り上がりました。
 日が長くなり、春の到来を感じつつ直会は無事終了しました。
 (大野 慶二 幹事 記)
  国会議事堂
参議院研修
 30. 2.15   平成30年2月15日(木)、春を思わせるような穏やかな気候の中、横須賀水交会(会長 中尾 誠三)会員20名は、靖国神社定例参拝に集まる機会を活用して国会議事堂参議院の研修を行った。
 今回の研修は、宇都隆史参議院議員の支援を得て実現できたものであり、同議員の秘書の方には多忙な中、貴重な時間を割いて対応して頂いた。また、案内を担当して頂いた参議院衛視の方の誠意あふれる態度に一同は深い感銘を受けた。
 研修ではまず、本会議が行われる「参議院議場」を見下ろせる3階の傍聴席に案内された。目の前にはテレビで見覚えのある吹き抜けの歴史ある会議場が広がっていた。衛視の説明によると国会議事堂は、大正9年(1920年)から17年の歳月をかけ、できる限り国産品を使用して完成させたそうである。
 大正12年の関東大震災生起時は、建設中であったため、大きな被害はなかったそうである。
 「衆議院議場」との大きな違いは、「参議院議場」の正面中央には、開会式の際に天皇陛下が臨席される「お席」が備えられている事とのことであった。
 次の「御休所(ごきゅうしょ)」は、開会式の当日、陛下がお入りになる部屋であり、内装は檜を用いて本漆塗りになっており、当時の建築技術や工芸の粋を集めて作られたものとのことであった。
 「御休所前広間」の床には大理石のモザイクが敷き詰められ、天井の天窓にはステンドグラスが入っている。さらに、「御休所」の入り口は、一つの大理石を彫り抜いたものだそうである。
 「御休所」へ上る中央階段の、左右の壁や階段も大理石で作られている。それぞれ徳島県産の「時鳥(ほととぎす)」、茨城県産の「茨城白」が使われているとのことであった。
 昼食は、参議院議員食堂において、事前に手配して頂いた弁当で会食となったが、折しも通常国会が開かれている最中であり、議員の姿は見られなかった。また、食堂のテレビには国会の状況が中継されており、食事中もゆっくりできない議員の皆様に対して少しばかり同情の念が湧いてきた。
 今回の研修を通じて、国会議事堂、参議院に対する理解を深めることができるとともに議員にとって戦場とも言える施設の重要性を改めて認識することができ、今回の研修の目的を果たすことができた。
改めて、ご協力頂いた宇都隆史参議院議員を始め、ご尽力頂いた関係各位に深く感謝します。
 研修を終えた一行は、水交会主催の月例参拝が行われる靖国神社に向かった。
 (石井 順 幹事 記)
   横須賀防衛団体
賀詞交歓会
30. 1.13    平成30年1月13日(土)午後、横須賀地区の防衛関係者にとっては新年の幕開け行事ともなる「平成30年横須賀防衛団体賀詞交歓会」が、横須賀商工会議所多目的大ホールにおいて開催されました。


 本会は、防衛関連の9団体(※)が共催し、横須賀地区に在籍する陸・海・空自衛隊の部隊指揮官・先任伍長、横須賀市長等を招いて新春の賀詞を交歓するとともに、自衛隊を激励し、併せて、各団体、会員相互の親睦を図ることを目的に毎年実施しているものです。当日は、気温が低かったものの天気に恵まれ、300名を超える関係者が参加しました。

 国歌斉唱に続き、共催団体を代表して小山満之助横須賀防衛協会会長から、「我が国を取り巻く安全保障環境は極めて厳しい状況にあり、我々防衛各団体は設立の使命に基づき、防衛省、自衛隊、防衛大学校を陰でしっかりと支えてまいりたい。」との決意表明がありました。引続き、来賓を代表して上地克明横須賀市長及び道満誠一横須賀地方総監から祝辞を頂きました。


 来賓紹介では、古屋範子衆議院議員、中西健治参議院議員及び三浦信祐参議院議員から力強いご挨拶を頂きました他、神奈川県議会議員・横須賀市議会議員・鎌倉市議会議員の皆様が壇上からお祝いを述べられました。
 最後に、フィリップ・G・ソーヤー米海軍第7艦隊司令官から大きな声で「ハッピーニューイヤー!」という発声があり、会場は歓声に包まれました。

 鏡開きでは、各界を代表する12名の皆様が2組に分かれ、2つの4斗樽を参加者全員の「ヨイショ!」の掛け声に合せ見事に開かれ、最高の盛り上がりの時を迎えました。


 その後、國分良成防衛大学校校長のご発声により乾杯が行われ、以降、懇談の時間となりました。
 会場内のあちらこちらで、陸・海・空自衛官、来賓、自衛隊OB、各団体会員等が和気藹々と懇談する姿が見受けられ、当初の目的である親睦を十分に図ることができました。

 楽しい時はあっという間に過ぎ、最後に、廣惠次郎陸上自衛隊通信学校長兼ねて久里浜駐屯地司令の万歳三唱により平成30年の賀詞交歓会はお開きとなりました。


 道満横須賀地方総監が祝辞で述べられたように、横須賀は、3自衛隊統合を代表する街であり、日米同盟及びその他の国との安全保障協力の拠点ともなっています。これを支える横須賀防衛団体の存在と責任の重さに思いを新たにした1日でありました。

 (石井 順 幹事 記)

  ※ 横須賀防衛協会、隊友会横須賀支部、横須賀水交会、横須賀曹友会、三笠保存会、
    自衛隊家族会三浦半島地区会、三浦半島募集相談員会、横須賀海交会及び桜遊会
 
   第2回幹事会  29.12.13     平成29年12月13日(水)、横須賀市汐入町にある「ホテルハーバー」において第2回幹事会が行われ、顧問以下約50名が参加しました。
 議題、内容については次のとおりでした。

 「実施行事の結果」については、「平成29年度部隊研修(護衛艦「いずも」)」、「海賊対処派遣部隊「てるづき」帰国行事」、「練習艦隊帰国行事」、「横須賀水交会ゴルフコンペ」について、各担当幹事から、実施報告がありました。「ゴルフコンペ」については、今後の開催方針及び多くの方に参加して頂き活気あるコンペにしたい旨の報告がありました。練習艦隊に関連しては、中尾会長から、司令官から遠洋練習航海の状況についての手紙を2度ほど頂き、出国前の横須賀水交会主催夕食会に対し、大変感謝している旨の記述があったこと、お土産としてワインを頂いたことの紹介がありました。

 「実施予定の行事」では、来年1月13日(土)の「合同賀詞交歓会」及び2月15日(木)の「國神社月例参拝」の実施要領についての報告がありました。
國月例参拝は、国会議事堂見学もセットとなった初の試みです。(詳細については、当会HPをご覧ください。)

 その他、「メールによる会員への情報配布」、「横須賀水交会役員の春の旅行」についての討議、及び年始行事の報告が行われました。

 「メールによる会員への情報配布」は、横須賀水交会の役員以外の会員から、「行事案内をメールで発信してほしい」という要望に応えるために提案されたものです。実施が承認され、メーリングリストへの登録希望者を、HP上で募集することとなりました。

 呉水交会の白川久美一氏から、呉の青山クラブ及び桜松館の保存・活用を求める署名協力のお礼及びその保存・活用を求める提案書が市と市議会に提出された事の報告がありました。青山クラブ及び桜松館は、旧海軍ゆかりの施設であり、青山クラブは、海上自衛隊員の宿泊施設等として利用され、桜松館は、海上自衛隊呉音楽隊の練習拠点として利用されていました。

 会議終了後、同ホテルにおいて、忘年会を兼ねた懇親会が、道満 誠一横須賀地方総監、横須賀市長代理、木下 憲司横須賀市議会議長、小泉 進次郎衆議院議員代理、横須賀地方総監部 経理部長、横須賀地方隊先任伍長、自衛艦隊先任伍長をお招きし、野口総務幹事の司会の下行われました。

 冒頭、中尾会長から「来年は更に飛躍するよう頑張ましょう」という挨拶があり、続いて、道満横須賀地方総監からの来賓挨拶をいただき、横須賀水交会からの支援等に対する感謝の言葉ともに、今年の漢字に「北」が選ばれたように安全保障上緊迫した状況の中、現場の隊員は頑張っているという現状をご紹介いただきました。
 自民党筆頭副幹事長 小泉 進次郎 衆議院議員、外務副大臣 佐藤 正久 参議院議員、宇都 隆史 参議院議員からの祝電の紹介の後、松崎顧問の音頭で声高らかに乾杯を行い、懇談に入りました。

 途中、練習艦隊司令官と同先任伍長からのお土産(ワイン)の紹介とともに、鳥居幹事が横須賀水交会旗を携え、バンクーバーの港まで行き、練習艦隊の入港歓迎、見送りをした事の紹介があり、本人からもエピソード等の披露がありました。来年も遠洋練習航海の出迎え見送りを行い、21世紀の「海軍おばさん」を目指すとの意思表明があり、会場はさらに盛り上がりました。

 また、一般会員から参加した3名の方々の紹介がありました。

 今年1年の出来事を振り返りつつ、来年の抱負を胸に共に杯をかわし和気藹々のうちに、横須賀地方隊先任伍長 香月 信一 海曹長の音頭による中締めの乾杯となりました。その中で、最近の若い自衛官の中には、「東日本大震災の被災地出身で、当時の自衛隊の活躍に感銘を受け、自身も自衛官になり活躍したい。」というような高い志をもって入隊しているという感動的なエピソードと、「これからは寒くなり、特にお年を召された水交会の皆様はご注意を」という笑いを誘う話もあり、最後まで盛り上がった懇親会は、名残惜しくも閉会となりました。

   秋の叙勲  29.11.3   次の横須賀水交会会員の方々が、叙勲されました。
  瑞宝中綬章 田村 力 氏
  瑞宝小綬章 土井 克彦 氏、信兼 旭男 氏
   部隊研修  29.10.5   10月5日(木)、秋らしい薄曇りで過ごしやすい気候のなか、平成29年度横須賀水交会部隊研修が行われました。
 研修部隊は護衛艦「いずも」であり、注目の高さから、参加者は約160名、担当役員が受付の準備をしている最中に訪れた会員もいました。


 護衛艦「いずも」は平成27年3月25日就役。基準排水量19,500トン、全長248メートル、機関はガスタービン4基112,000馬力で、海上自衛隊最大の護衛艦の一番艦です。

 「いずも」格納庫において、参加者総員に対し、第1護衛隊群司令 八木 浩二 海将補からご挨拶をいただき、その後、研修参加者は6個班に分かれ、それぞれ計画されたスケジュールに基づき研修が開始されました。
 多目的区画においてのブリーフィングでは、護衛艦「いずも」の概要、海上自衛隊等の組織編成、海軍時代の「出雲」から「いずも」の歴史、米海軍艦艇との比較、災害派遣における実績等を、パワーポイントを用いて分かり易く説明をしていただきました。

 艦橋、航空管制室、飛行甲板、医務区画を乗員の方に案内及び説明をしていただき、また、基本的なものから、専門的な質問に対しても丁寧に回答していただきました。

 研修終了後、よこすか平安閣において、お世話になった第1護衛隊群司令、第1護衛隊司令 渡邉 雄一 1等海佐、「いずも」艦長 甲斐 義博 1等海佐、先任伍長他7名のご同席を得て、和気あいあいとした雰囲気の中で懇親会が開催されました。参加者は、約120名でした。
 中尾横須賀水交会会長の挨拶に続き、第1護衛隊群司令からは、「海上自衛隊をよく知る皆様に我々の現状を理解していただいて、かつ励ましの言葉をいただくことは、我々にとって大変励みになります。」とのご挨拶をいただき、「いずも」艦長の乾杯の発声で幕開け、護衛艦「いずも」の大きさ、装備等について、また、会員同士再会を祝し会話に花が咲きました。

 後半では、恒例のゲーム大会が催され、「いずも」提供のグッズ獲得を目指し大いに盛り上がりました。キャップを獲得した会員の中には、うれしさのあまり帰る時までかぶっていた方もいました。

 道家副会長の中締めで、横須賀水交会部隊研修は、参加会員の満足を得て充分に目的を果たし成功裏に幕を閉じました。

 今回の部隊研修は、業務多忙にも関わらず、第1護衛隊群 第1護衛隊 護衛艦「いずも」のご配慮により実現したものであり、ご尽力いただいた関係各位に改めて深く感謝いたします。
   (石井 順 幹事 記)
   春の叙勲 29.4.29  次の横須賀水交会会員の方々が、叙勲されました。
  瑞宝小綬章
   竹島 信博 氏、福崎 幸則 氏
  浜空鎮魂の碑」
慰霊祭
 
29.4.2    4月2日(日)浜空会(横浜海軍航空隊の会)は、横浜市金沢区富岡総合公園内の浜空神社跡地において、「浜空鎮魂の碑」慰霊祭を36名の参加者を得て斉行しました。
 横浜海軍航空隊は、昭和11年10月1日にこの地に開設され、その守護神として浜空神社が造営され神社を中心とした広大な陸上の敷地と現在埋め立てられた根岸湾に水上の飛行艇発着場を占有していた。隊員約1,000名、大型飛行艇24機を有する海軍最大の飛行艇専門航空隊としてその威容を誇っていました。

 慰霊祭には、遺族会及び隊友会、横須賀水交会、湘南水交会等の海自OBも参列しました。
 また、昨年に引き続き現職隊員である、統合幕僚監部最先任下士官 宮前准尉、自衛艦隊先任伍長 小滝曹長、横須賀地方隊先任伍長 香月曹長が、休日を返上し先人の尊い命を偲ぶため慰霊祭に駆けつけてくれました。
 慰霊祭は、軍艦旗掲揚に引き続き雷神社(追浜)秋山宮司による「修祓の儀、献饌の儀、玉串奉奠、撤饌の儀」が行われた後、軍艦旗降納を行い無事に終了した。
 終了後の直会(なおらい:神事の最後に参加者一同で神酒を戴き神饌を食する行事)は、公園内の桜の木の下に移動し浜空会加藤会長の挨拶を皮切りに、浜空隊員への思いや現職隊員の現状などを熱く語り合い御霊に感謝を捧げました。

 横浜海軍航空隊は、昭和16年12月8日大東亜戦争が勃発するや直ちに第一線に出動し、飛行艇の強大な航続力を発揮して洋上大遠距離の哨戒攻撃輸送救出作戦を展開し、ハワイ・インド・アリューシャン・豪州・ソロモンにわたる広大な戦域を駆け巡り勇戦奮闘しました。作戦上部隊名を801航空隊に変更し、戦争終期には兵力集中のため、宅間航空隊に全飛行艇を集結して沖縄攻防戦に死闘を演じ、満身創痍全力を尽して戦いの幕を閉じました。
 中でもソロモン最前線のツラギに進撃作戦中、強力な敵の反撃を受け、昭和17年8月宮崎司令以下338名が壮烈な玉砕を遂げたのです。

 多くの戦史文献を眼のあたりにすればするほど、当時の壮絶な戦いが蘇り、海上自衛隊OBとして胸が熱くなり、大先輩の英霊に対し敬意を表し今後も慰霊顕彰の火が絶えないよう行事に参加したいと強く心に刻んだ次第です。

 現在、浜空会事務局として事務を一手に担っておられる加藤 郁夫 氏によると、元浜空隊員はすでに90歳を超え、今年の慰霊祭には一人の参加も叶わず、とても残念だと語っておられました。
 浜空会会長 加藤 亀雄 氏(93歳)からは、会員の方々の高齢化が進み、今後の浜空会の存続や慰霊祭の開催を大変危惧されておられました。この話を伺い、昨年来、多くの関係諸団体にこの問題の実情を理解していただくため会長の思いを伝えてきた結果、徐々に話は広まり慰霊祭参加者も増えつつあります。

 この横浜海軍航空隊に思いを馳せて祖国を旅立ち、日本のために尊い命を捧げられた多くの御霊に永久に慰霊を捧げられるよう、皆様のご協力をお願いいたします。  (横須賀水交会 高橋 進 幹事 記)
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